【テネシーウイスキーの定義とは?】テネシーの蒸留所も分かりやすくご紹介【チャコールメローイング製法】
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こんにちは。
今回は、テネシーウイスキーについて紹介していきたいと思います!
後半には、テネシーの蒸留所も紹介します。
アメリカの連邦アルコール法に基づき、バーボンウイスキーのうち以下の2つの条件を満たしたウイスキーを、テネシーウイスキーと呼ぶことが許されています。
①テネシー州で造られていること
②蒸留直後にシュガーメイプル(サトウカエデ)の炭でろ過し、貯蔵するチャコールメローイング製法で造られていること
テネシー州の地理
面積は、10万9.150㎢。
以前紹介したケンタッキー州よりも少し広い州です。
州の中部には、政治・経済の中心となっているナッシュヴィルがあります。
チャコールメローイング製法
テネシーウイスキーは、このチャコールメローイング製法で造られていなければなりません。
サトウカエデの角材を乾燥させ、燃やした木炭を細かく砕き、大きな槽に入れます。
蒸留されたばかりの蒸留液を一滴一滴、時間をかけてろ過します。
この製法には、手間と費用がかかります。
ですが、この重要な作業のおかげでまろやかで独特の香りと味わいが付加されるのです。
おもな蒸留所
知らず知らずに飲んでいたウイスキーが実はテネシーウイスキーかもしれないです。
ジャックダニエル(ブラウンフォーマン社)
創業者は、ジャスパー・N・ダニエル、通称ジャック・ダニエルです。
ダニエルは、地元の蒸留所に、7歳で働き始め、弱冠13歳でその運営を任されました。(1859年)
1866年に現在の場所に新しく蒸留所を建てました。
これが現在のジャックダニエル蒸留所です。
ちなみに、政府公認第1号です。
仕込水は、昔からずっとケープスプリングを用いています。
ジャックダニエルの酒質は、ケープスプリングにミネラルが多いことに深く関係しています。
すごく興味深いのが、蒸留所のあるテネシー州ムーア郡は今現在もアルコール飲料の販売を禁止されている郡となっているので、蒸留所以外では酒を買うことができないみたいです。
販売総数は、スコッチのジョニーウォーカーに次いで、グローバルブランドの中では第2位になります。
勿論、アメリカでは断トツ1位となります。
ジョージディッケル(ディアジオ社)
創業者は、ジョージ・ディッケル。
1870年に蒸留所を設立しました。
彼はもともとナッシュビルで成功をおさめた商人でした。
ウイスキーの綴りを「Whisky」としているのは、スコッチウイスキーの伝統にならっているためです。
「チルド・メイプル・メローイング」という独自のろ過方法を用いられています。
まとめ
今回は、テネシーウイスキーとテネシーの蒸留所について紹介しました。
ウイスキーを学ぶ上で少しでもヒントになれば幸いです。
それでは!
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